「願海寺の住居」のオープンハウスは、
お施主さんご自身でも広く告知していただいたこともあり、
2日間で100名ほどのご来場がありました。
お越しいただいたみなさま、有難うございました。
そしてこのような機会をつくっていただいたお施主さまにも感謝、感謝です。。。
ゆっくりお話できなかった方もいらっしゃったので、
あらためて、この住宅について少し触れてみたいと思います。
ここ富山で住宅を設計する場合、
2台分のガレージを屋根付きで・・・ というご要望が多くあります。
そうした時に、このガレージの扱い方によって、
外観や平面計画、予算に大きな影響がでてきます。
単純に家の前にアルミカーポートを別棟でつくる方法もありますが、
そこには何の文脈も存在せず、まちと住宅に無意味な距離をおくことになります。
そうではなくて、ガレージを前に配置した場合でも、
もう少し住宅とまちを緩やかに繋げられるような計画が必要だと感じています。
そういう思いから「願海寺の住居」では、
2台分のガレージを分けて計画することで外観のプロポーションを整えたり、
ガレージの二次的利用を想定した配置や空間づくりを模索しました。
また、その配置によって生まれるアプローチや中庭の空間が半外部の領域になることをねらい、内部空間に面積以上の広さを与えたいと考えていました。
内部において、さらに視覚的な広さを得るために、
室どうしが雁行しながら連続的に繋がる空間構成とし、
動線の向きをあちこちに変え、視野がいろんな方向へ抜けるように操作しています。
2台分の屋根付きガレージを計画することで、
予算上、居住空間をコンパクトにしなければならないこともあります。
そうした場合にただ面積を小さくするだけでは、
息詰まる室内が出来上がってしまうので、
面積以上の広さを感じられる仕掛けが不可欠です。
決まった予算のなかで、
ガレージをもった住宅とまちの関係性を考えるばかりではなく、
居住空間の豊かさの質も落としてはなりません。
今後もお施主さんの要望のうえに、
地域性や場所性、家族柄をよんで、突き詰めて設計していきたい。
室どうしが雁行しながら連続的に繋がる空間構成とし、
動線の向きをあちこちに変え、視野がいろんな方向へ抜けるように操作しています。
2台分の屋根付きガレージを計画することで、
予算上、居住空間をコンパクトにしなければならないこともあります。
そうした場合にただ面積を小さくするだけでは、
息詰まる室内が出来上がってしまうので、
面積以上の広さを感じられる仕掛けが不可欠です。
決まった予算のなかで、
ガレージをもった住宅とまちの関係性を考えるばかりではなく、
居住空間の豊かさの質も落としてはなりません。
今後もお施主さんの要望のうえに、
地域性や場所性、家族柄をよんで、突き詰めて設計していきたい。
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