20130220

板金の表情

堀の住居では、
内は大工工事、外は外壁工事が進んでいます。
内外とも輪郭がハッキリとしてきつつあり、
徐々に、仕上げへと向かっていきます。
何もなかった敷地に基礎をつくり、柱・梁をくみ、
みるみるうちに屋根、床、壁とつくっていく職人の方々のエネルギーに日々、感心させられます。


今回の外壁材には、主は屋根材として流通している、
アポロルーフ(一段葺) ガルバリウム鋼板を採用しました。
横に通るラインが美しく、下見板張りのような表情をつくれます。

頼もしい板金職人と細部の納まりをこまごまと決めつつ、
確かな腕によって施工が進められます。

中庭に入る光はツヤ消しの鋼板にやわらかく反射し、室内へと注がれます。
足場の撤去と樹木の植込みが待ち遠しい。
ガルバリウム鋼板は、
天候や時間、見る角度によって、色が変わって見え、捉えられる色は様々です。
木のような経年変化を楽しむ材料ではありませんが、
このように光の状態で見え方が異なる面白さも、
この素材がもつ耐久性・防水性などの特長に加わえることのできるちょっとした魅力です。


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中斉拓也建築設計 | NAKASAI ARCHITECTS
http://www.nkstky.jp/

北陸 富山 に拠点をおく設計事務所

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